内容説明
稀代の推理小説作家、江戸川乱歩。死後五十年を経て、未だ我々を魅了し続ける乱歩の創作・思考の背景にあるものはいったい何か。乱歩の形成した人的ネットワーク、そして彼の生きた戦前戦後という時代と文化事象、出版文化の展開とともに花開いた様々な雑誌メディアなど、総勢七十人に及ぶ豪華執筆陣のナビゲートにより、乱歩ワールドの広がりを体感できる本邦初のエンサイクロペディア、ついに公刊!
目次
第1部 人間乱歩(祖父との思い出(平井憲太郎)
名張(中相作) ほか)
第2部 社会(郊外(藤井淑禎)
文化住宅(藤井淑禎) ほか)
第3部 ミステリー(エドガー・アラン・ポー(松田祥平)
アーサー・コナン・ドイル(松田祥平) ほか)
第4部 メディア(新聞(成田康昭)
犯罪報道(成田康昭) ほか)
著者等紹介
落合教幸[オチアイタカユキ]
日本近代文学研究者。専門は日本の探偵小説。『江戸川乱歩文庫』全13巻(春陽堂書店)監修
阪本博志[サカモトヒロシ]
宮崎公立大学准教授。専門は社会学・メディア史・出版文化論
藤井淑禎[フジイヒデタダ]
立教大学名誉教授。専門は日本近代文学
渡辺憲司[ワタナベケンジ]
立教大学名誉教授、自由学園最高学部学部長。専門は日本近世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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