書誌レビュー一覧 1件~1件(全1件)

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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー : The Real British Secondary School Days

ブレイディみかこ著. -- 新潮社, 2019.
ISBN:9784103526810
総合評価:

1

お薦め本:展示【2024.12】

最近、「多様性」という言葉をよく耳にするようになったのではないでしょうか。
確かに、色々な人がいる事を理解し、尊重することは大切なことです。しかし、実際にはそれってどういうことなの?どうすれば実現できるの?と疑問に感じる人が多いでしょう。私もその中の一人です。
この本では、そんな多様性に対して一つの考え方が示されています。概要は、「ぼく」が人種や貧富がバラバラな中学校に通う中で起こる様々な問題や悩みを、著者である母の助言をもらいながら一つずつ考え、乗り越えていくというものです。どれも実際に起こった問題であるため、今世界に存在している現実をそのまま感じることができるのが特徴的です。また、読者も「ぼく」の視点に立って一緒に問題の解決方法を考えることで、多様性について考えるきっかけになります。
今話題の多様性について考え始めた人におすすめの一冊です。
これを機に、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか?


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