書誌レビュー一覧 1件~2件(全2件)

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君の膵臓をたべたい

住野よる著. -- 双葉社, 2015.
ISBN:9784575239058
総合評価:

1

お薦め本:展示【2024.7】

今まで見てきた泣ける系の物語の中で一番泣いた作品。私は冗談抜きでティッシュ1箱
使い切りました。これは名前の出てこない「僕」とクラスメイトの「山内桜良」の結構切ない物語。
涙活したくなった時にお薦め。


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2

お薦め本:展示【2017.12】

このタイトルに少しぎょっとしたのは私だけだろうか。ぎょっとしたのになぜか気になって、この本を見つけたときにパラパラと中身を見てしまった。登場人物は主に、「僕」とそのクラスメイトの山内桜良。冒頭から山内の葬儀の話で始まる。さらにパラパラ見ていくと、どうやら彼女は膵臓の病気を患っていたらしい。ああ、なるほど。だから膵臓なのだ。そしてそのせいで彼女は亡くなったのだ。そう結論づけたところで、でもなぜ「たべたい」のだろうという疑問が浮かぶ。それが気になってしまい、おとなしく最初から読み始めた結果、とんでもない結末に私は唖然とした。
ただのクラスメイトだった二人が、小さなきっかけによって物語を紡いでいく。お互いを知り、近づき、離れ、気遣い、そしてわかったこととは。想定外の結末を迎える最後まで読んだとき、きっとこれから訪れる毎日を大切にしようと思うはず。そして、このぎょっとしたタイトルがとっても大切な言葉に思えるはず。
生きるとは何か。そんな、忘れていた大事なことを考えたくなる本。


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