岩波世界の美術
ギリシア美術

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  • サイズ B5判/ページ数 447p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784000089210
  • NDC分類 702.03
  • Cコード C0071

出版社内容情報

古代ギリシアに生起した美術は,今日まで西洋文化に圧倒的な影響を与えてきた.その美の革新を,最新の仮説を検証しつつ,同時代の政治,宗教,哲学,経済との緊密な関係のなかにとらえる新しい美術史.

目次

序 古代ギリシアにおける美術家
1 起源の問題―先史時代のエーゲ海
2 叙事詩の人物像―初期の美術における神話
3 競技と記念物―都市と聖域
4 民主主義の子どもたち―ペリクレス時代の美術
5 神話から歴史へ、歴史から神話へ―神殿彫刻
6 舞台としての世界―美術とギリシア演劇
7 大いなる野望―美術におよぼしたアレキサンダーのインパクト
8 その後の2000年―ギリシアの遺産

著者等紹介

スパイヴィ,ナイジェル[Spivey,Nigel]
ケンブリッジ大学に学ぶ。ギリシア美術、エトルリア美術およびローマ美術専攻。ケンブリッジ大学古典考古学講師。おもな著書としてEtruscan Italy,London,1990(共著);Looking at Greek Vases,London,1991(共著);Understanding Greek Sculpture,Ancient Meanings,Modern Readings,London,1996;Etruscan Art,London,1997などがある
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tnk

1
図版に解説がつく、というスタイルとは一線を画す。そもそも文章量が非常に多い。そして文章が図版に付属するというより、図版が文章に付属するといえるだろう。 美術について政治の関わり、演劇からの影響など様々な視点を交えて解説されている。通読には時間を要するが、作品自体の単純な解説に留まらない記述は非常に興味深く楽しめる。2015/01/28

背川

0
長いことかかったが読了。基本的にミュケナイからヘレニズムまでのギリシア美術の歴史(そしてローマや現代におけるその受容・再利用の歴史)を追うものだが、よく見ると所々に諸テーマ毎のまとめ(競技祭と裸体像、ギリシア美術と演劇、等々)が挟み込まれている。時折図版がもっとほしいと思ったり一覧性に欠けるところもあるが、丁寧に読み込んでいけばいくだけ豊富な示唆に富む。図版が美しいのがなにより嬉しい。/表紙がなぜこのチョイスなのかだけがすごく気になる・・・。2010/10/06

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