内容説明
日本型律令制創出への長い試行錯誤。その過程で払われた、長屋王らの犠牲。権勢に踊り、敗れた者たちの乱の顛末。木簡をはじめ最新の発掘成果と、文献史料のフィードバックで、丹念に大胆に読み直す天平時代。
目次
第1章 律令国家としての出発
第2章 平城京への道
第3章 長屋王から光明皇后へ
第4章 天平の日々
第5章 大仏開眼への道
第6章 平城京の終焉
著者等紹介
渡辺晃宏[ワタナベアキヒロ]
1960年生まれ。東京大学文学部卒。同大学院を経て、現在、奈良国立文化財研究所平城宮跡発掘調査部主任研究官として、平城宮・京跡の発掘調査と木簡の整理・解読に従事。専門は日本古代史。共著に奈良国立文化財研究所『平城京左京二条二坊・三条二坊発掘調査報告』などがある
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