出版社内容情報
あらゆる学問から自由になって、異界への冒険の旅に出る。そこで見たものは、あの世とこの世を往還する魂の躍動であり、人類普遍の魂の精神史であった。この書は、梅原民俗学の原点であり、梅原版「死者の書」である。
歴史学、国文学、民俗学、宗教学……あらゆる学問から自由になって思いのままの冒険の旅にでる。あるときは一人旅で、またあるときは先人の杖に導かれて、火になったり、鳥になったり、柱になって冥界をさまよい歩く。そこで見たものは何か。それはあの世とこの世を往還する人間の魂の躍動であり、人類普遍の魂の精神史であった。すべての学問から自由になることによって総合の人間学として、また現代版「死者の書」として結実する。第一の旅、「異界への旅」と第二の旅、「太陽の輪廻」を収録。
内容説明
本書は、「火」とか「鳥」とか「柱」とかの崇拝を探りながら、日本文化の根源を明らかにする。
目次
1 異界の旅へ(火;鳥;柱;異界)
2 太陽の輪廻(異界(承前)
再生
冥界
都市
冥界―再説)