出版社内容情報
環境や精神の破壊から人類を救う哲学の提唱
アイヌの熊送りに客観的な自然の循環を見た著者は、理論としての哲学の創造が可能でないかと直観する。そして日本文化の基層にある縄文的な循環の思想と平等・共生の思想こそが、現代の人類の危機を救うことを提唱。
目次
第1章 共生と循環の哲学(哲学と私;愚人の知恵に学べ;中国文明を考える ほか)
第2章 森の思想が人類を救う(インドの思想と日本の文化;3つの危機をむかえて―21世紀の世界と仏教の役割;森の文明―和と循環の原理 ほか)
第3章 日本人のあの世観―人類普遍の哲学(日本の宗教―日本文化の理解のために;日本の神道;日本の仏教 ほか)