出版社内容情報
《内容》 近年,医学・医療における倫理およびインフォームド・コンセントはしばしば話題にされ,関連の書籍も少なくありません.しかし,精神科領域で真に有益なものは極めてわずかです.本書は,精神医学と精神科医療の倫理とそれに則ったインフォームド・コンセントを実際に解説し,現場の医師・コメディカルスタッフに有用な情報を提供しています. 《目次》 総論精神医学・医療における倫理とインフォームド・コンセントの歴史病名告知と情報開示に関わる倫理精神医学の乱用-歴史と展望精神医学・医療における倫理綱領 倫理とインフォームド・コンセント精神科外来治療における倫理とインフォームド・コンセント精神科入院治療における倫理とインフォームド・コンセント地域精神医学・医療と倫理精神科医療関連施設における倫理的側面児童精神医学・医療と倫理老年精神医学・医療と倫理薬物・アルコール嗜癖における倫理的側面司法精神医学と倫理心理検査における倫理の問題看護者にとって必要な倫理身体療法における倫理的側面薬物療法における倫理的側面精神療法における倫理的側面精神科医療の倫理的側面における法的判断精神医療における守秘義務と倫理精神医学研究と倫理精神科的倫理の教育ユーザーの立場からみた倫理とインフォームド・コンセント
内容説明
本書では、インフォームド・コンセントについてその概念内容と歴史的発展について、まず、医療一般におけるインフォームド・コンセントを概観したうえで、精神科医療におけるインフォームド・コンセントについてたどる。
目次
総論(精神医学・医療における倫理とインフォームド・コンセントの歴史―概説;精神科医療における情報提供とカルテ開示;精神医学の悪用;精神医学・医療における倫理綱領)
倫理とインフォームド・コンセント(精神科外来治療における倫理とインフォームド・コンセント;精神科入院治療における倫理とインフォームド・コンセント;地域精神医学・医療と倫理;精神科医療関連施設における倫理的側面;児童精神医学・医療と倫理 ほか)
著者等紹介
小山司[コヤマツカサ]
北海道大学教授
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