内容説明
審美性はもちろんのこと機能性にも優れた「かみ合わせ」にするための咬合治療法をめざし、咬合をとおした「心とからだの健康づくり」をモットーに、これまでの咬合誘導をふり返り、これからどのように進んで行ったらよいかについて、小児歯科医と歯科矯正医の立場からその方向性を示したいと願い企画された。また、学生のために国家試験のガイドラインにも沿うよう考慮した。
目次
序 35年間の小児歯科臨床を経て(小児歯科の過去と現状;咬合誘導の臨床例)
第1章 これまでの咬合誘導(咬合誘導の考え方;保隙;動的咬合誘導)
第2章 咬合誘導をふり返って―ディスクレパンシーにどう対応できるか(長期観察症例から学ぶ;ディスクレパンシー)
第3章 これからの咬合誘導・顎態調和法―審美中心から機能中心へ(咬合誘導と矯正の違い;矯正治療と咬合誘導 固定式装置と可撤式装置;顎態調和法(エコナソロ・オーソペディックス)
歯の植立と機能)
著者等紹介
荻原和彦[オギハラカズヒコ]
日本歯科大学歯学部教授
葛西一貴[カサイカズタカ]
日本大学松戸歯学部教授
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