内容説明
学校・仕事探しからパートナーとの良い関係まで、ライフスタイルを懇切丁寧にアドバイスします。なかなか自立できないという人にもおすすめです。
目次
第1部 なぜ「生活」に注目するのか(「心の治療か身体の治療か」の葛藤を超えて;「思春期やせ症」を超えて;治療法の組み立て方)
第2部 摂食障害の治療と生活(摂食障害の治療と仕事;摂食障害患者さんの勉強・趣味;毎日の生活;摂食障害と人間関係)
第3部 摂食障害が治るということ(摂食障害の長期経過;治り方のパターン;環境の変化の意味;アイデンティティと連続性;治療の位置付け)
著者等紹介
西園文[ニシゾノアヤ]
医学博士。精神保健指定医。昭和60年九州大学医学部卒業。平成4年慶応義塾大学医学部大学院卒業。平成10年東京都精神医学総合研究所勤務。現在、同研究所児童思春期研究部門部門長。昭和61~62年、平成4年英国エジンバラ大学留学
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
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自分を客観的に見るのが大事なのかなと思った。2014/11/03
鳥翅緋芭
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かなり実践的。治す意欲ある当事者向け。しかし現実は厳しいね…2011/06/14
わくい
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当事者、支援者、家族のどの立場からでも読め、得るものがある本。心理的アプローチ+身体的アプローチの両立の必要性が学べた。この本の良いところは、「生活しながら」という点にある。これまで手にしてきた摂食障害の本は、分析的過ぎて真似できないもの、入院治療が必要でそれが大前提とされて書かれているものだった。そのどちらにも当てはまらない人も多い。ふだんの生活をしながら工夫できる点を学べる。2020/07/26