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出版社内容情報
《内容》 高齢者の肺炎による死亡、小児領域でのインフルエンザ肺炎・脳症の死亡、香港におけるトリ型インフルエンザの人での流行と新型インフルエンザ出現の可能性、ワクチン再評価の動きなど、インフルエンザにかかわる話題は単に重いかぜの大流行という範囲にとどまらなくなってきている。一方、基礎医学の進歩により登場したインフルエンザウイルス迅速診断キットと新しい抗インフルエンザウイルス剤は、これまで裏付けの乏しかった診断根拠に基づいて経験的な診療が行われてきたインフルエンザ様疾患に対して、病原診断とそれに基づいた抗ウイルス剤の投与という感染症の診断と治療の基本が可能になり、第一線にある臨床医の「かぜ」に対する考え方を変えつつある。 《目次》 「基礎編」1.歴史の中にみるインフルエンザ2.変化するインフルエンザ3.インフルエンザの流行はどこから始まるか4.動物のインフルエンザ5.インフルエンザウイルスの病原性の変化「サーベイランス」1.WHOのインフルエンザ戦略2.わが国のインフルエンザサーベイランス3.地方衛生研究所のインフルエンザへの関わり「臨床編」1.小児科医のみるインフルエンザ2.学校におけるインフルエンザ3.老人施設におけるインフルエンザとその対策4.インフルエンザの臨床診断5.インフルエンザの検査室診断6.インフルエンザの一般的療法7.インフルエンザの漢方療法8.抗インフルエンザウイルス薬9.インフルエンザと肺炎10.インフルエンザと喘息11.インフルエンザと脳炎・脳症12.インフルエンザと心筋炎・筋炎・トキシックショック症候群「ワクチン」1.現行インフルエンザワクチンの使い方2.これからのインフルエンザワクチン3.インフルエンザワクチンの適応と評価「トピックス」1.香港におけるトリ型インフルエンザの発生2.わが国の新型インフルエンザ危機管理体制