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ゲノム医学からゲノム医療へ―イラストでみるオーダーメイド医療の実際と創薬開発の新戦略

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  • サイズ B5判/ページ数 153p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784897064765
  • NDC分類 491.69
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 ここまで進んだゲノム医療!
ゲノム研究の第一人者が詳しく解説!
2003年にヒトゲノムの全塩基配列決定が完了し,ゲノムの医療応用に向けた動きは近年ますます活発になり,めまぐるしく発展しています.ゲノム医学とは何か? どのように医療へ応用されているのか? またゲノム医療がめざすものとは何か? 急速に進展するあまり,なかなかカバーしきれないその基礎から先端までを,ゲノム研究の第一人者が詳しく解説します.
前著「先端のゲノム医学を知る」から待望の大幅改訂です!    

《目次》
巻頭付録 ゲノム研究の歴史
I 部:ゲノム医学の基礎知識
第1章 体系的遺伝子多型解析
1.ゲノムとは
2.遺伝子とは
【注意】DNA → mRNA → タンパク質
3.ゲノムと遺伝子
4.各細胞で働いている(発現している)遺伝子の数
5.遺伝子多型
6.病気と遺伝子
7.疾患発症に対する危険因子と決定因子
【注意】遺伝子診断ビジネス
【付記】光順応と遺伝子多型
8.ゲノム研究と病気
【注意】「レディメイド医療」と「オーダーメイド医療」
9.SNPの分類と意義
1)タンパク質の質の変化 / 2)タンパク質の量の変化
10.SNPを利用した病気関連遺伝子の発見法
11.アソシエーション(関連)法 - Association Study
12.アソシエーション(関連)法を行うための理論的根拠=連鎖不平衡
13.ハプロタイプ地図
【付記】国際ハプロタイプ地図計画
14.罹患同胞対法
15.病気関連遺伝子絞込み可能な範囲
16.病気関連遺伝子を特定するために必要な患者サンプル数
【注意】複数の遺伝的要因の病気への相加的・相乗的作用
17.SNPデータベースと大量・高速遺伝子多型タイピング
1)SNP同定プロジェクト(JSNPデータベースの構築)/ 2)大量・高速遺伝子多型タイピングの実情
第2章 マイクロアレー・チップ技術
1.DNAマイクロアレー・DNAチップ・タンパク質解析チップ技術
2.DNAマイクロアレーとDNAチップの作製
【付記】FAQ:「DNAマイクロアレー」と「DNAチップ」の違いは?
3.DNAチップ,DNAアレーによる多型情報解析
4.DNAチップ,DNAマイクロアレーによる発現情報解析
5.体系的発現情報解析の医学的・薬学的意義
【付記】FAQ:有効な抗癌剤がないと判定されれば,患者は不幸ではないのか?
6.微量サンプルからの体系的発現情報の解析
7.細胞内の染色体(部分)のコピー数を調べるためのマイクロアレー解析
8.組織マイクロアレー

II 部:ゲノム医療への躍進
第3章 ゲノム情報と薬理遺伝学(薬理ゲノム学)
1.ゲノム薬理学的手法とFDAガイダンス
2.D遺伝子多型と薬剤の応答性
1)遺伝子多型と有効性 / 2)遺伝子多型と薬剤による副作用
【付記】TPMTの多型と副作用
3.遺伝子多型と倫理問題
第4章 ゲノム情報から標的分子情報,そして創薬へ
1.病気関連遺伝子(産物)を標的とするエビデンスに基づく創薬
2.癌に対する分子標的治療法の開発
1)分子標的治療薬 / 2)抗体治療薬 / 3)癌ワクチン療法
【付記】癌以外の抗体治療薬
【付記】癌遺伝子と癌抑制遺伝子(癌関連遺伝子)
3.新規分子標的薬剤のスクリーニング法
4.遺伝子治療法
5.癌に対する遺伝子治療
【注意】RNAi(RNA interference;RNA干渉)
6.細胞療法
7.抗生物質耐性菌に対する新規抗生物質開発の戦略
8.新規医薬品と患者QOL・医療経済
第5章 バイオバンク計画
1.ゲノム情報の蓄積と整備
2.オーダーメイド医療実現化プロジェクト
3.個人情報の保護
4.DNAバンク・血清バンク

内容説明

ここまで進んだゲノム医療!ゲノム研究の第一人者がその基礎から先端までを説く!オールカラーで見やすいイラスト満載!2部構成でゲノム医療への進展がよくわかる!「ゲノムとは何か」といった基礎知識から詳しく解説。新しい医療を切り開くゲノム研究の今が見える1冊です。

目次

1部 ゲノム医学の基礎知識(体系的遺伝子多型解析;マイクロアレー・チップ技術)
2部 ゲノム医療への躍進(ゲノム情報と薬理遺伝学(薬理ゲノム学)
ゲノム情報から標的分子情報、そして創薬へ
バイオバンク計画)

著者等紹介

中村祐輔[ナカムラユウスケ]
東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター長。1952年大阪府生まれ。大阪大学医学部卒業。医学博士。専門は遺伝医学。大阪大学医学部附属病院、大阪府立病院、市立堺病院などで外科医として勤務後、渡米。米国ユタ大学人類遺伝学教室助教授、(財)癌研究会癌研究所生化学部長を経て、’94年東京大学医科学研究所教授へ。翌年より同研究所ヒトゲノム解析センター長併任
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