岩波講座 哲学〈3〉言語/思考の哲学

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  • サイズ A5判/ページ数 301p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000112635
  • NDC分類 108
  • Cコード C0310

内容説明

言語の本質を解明することで世界はその秘密を語り出すのだろうか。言語論的転回以後の、言語哲学最前線を探訪する思考の新しい道具と話法の発見へ。

目次

展望 言語論的転回の世紀の後で
1 言語と思考の基底にあるもの(指示と意図;真理の理論―タルスキとクリプキ;推論と意味;会話とレトリック)
2 言語と思考の諸相(言語の起源/起源の言語;自然言語の論理と日本語の意味論;虚構論;数学の方法、哲学の方法)
探究 ウィトゲンシュタイン的観点から
概念と方法 哲学のための論理学入門一歩前
テクストからの展望

著者等紹介

飯田隆[イイダタカシ]
1948年生まれ。専攻、哲学。慶應義塾大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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マウンテンゴリラ

2
言語の論理学的分析(そのような呼び方が合っているかどうかも怪しい)に至っては、正直、私の理解力、忍耐力、時間的制約等の面からほとんど理解不能であったとも言えるだろう。だからといって、そのような難解な分析を含めた言語論が全く無駄であるというどころか、人間の未来にとっても益々重要性を増してくるのだろうということは、おぼろげに感じられた。人間に恩恵をもたらすどころか破壊のみを目的とする怪物までも産み出し、それを保持し、磨きをかけることのみに血道をあげる国家までも産み出してしまった人類。→(2)2018/02/20

とーとろじい

1
特に良かったのは、 松坂陽一「指示と意図」(共有基盤と適合)斎藤浩文「推論と意味」三好潤一郎「会話とレトリック」篠原成彦「言語の起源」(生物学的な言語獲得の仮説)清塚邦彦「虚構論」(フィクションとは) 最後のテクストからの展望が一番入門書的性格だった。結構専門的な論文が多かった印象。分析哲学はそんなに触れられてないかな。2018/08/12

ハニ

0
論理学をしたいと思った。ヴィトゲンシュタインの前期と後期の思想の変化について知りたい。2011/01/11

akuragitatata

0
すまない。まったく分からなかった。「哲学のための論理学入門一歩手前」という一節があるのだけれど、まじ○ちって感じでつまりこれは門前払いという心か。ウィトゲンシュタインの論文に感動するも、彼は嫌なやつに違いない。2009/09/14

kozawa

0
哲学は素人なのでちゃんと理解するつもりもなく読む。論理学とかチョムスキー言語理論とか都合多少触ったことはあるが。至って真面目な本にこういうことを感じるのもなんだけれども、言語とか思考とかはやはり脳科学や心理学、考古学等々のアプローチの方が関心があるし、コンピュータ情報処理における言語理解/思考の研究のアプローチの方がブレークスルーに近いように思ってしまうのは自分の立ち位置故か。2009/05/14

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