出版社内容情報
国際サイコオンコロジー学会の承認を受けた、がん患者への心理療法テキストブックの邦訳。過去20年間のサイコオンコロジー領域における心理研究の集大成であり、21の精神療法が収載されている。症例の解説のみならず理論的背景、エビデンスなどもコンパクトにまとめられ、臨床腫瘍医、がん看護師のみならず、臨床心理士が現場でどう介入を拡げていくかの示唆が満載。
内容説明
基本となる支持的精神療法や認知行動療法から、ディグニティー・セラピーなどの先進的なものまで、これまでのサイコオンコロジー領域の心理研究の集大成。症例の解説のみならず理論的背景、エビデンスなどもコンパクトに収載。がん患者にかかわるすべての医療職に求められる“心のケア”の方策が満載。
目次
Section A 治療の個人モデル(がん医療における支持的精神療法:すべてのセラピーに不可欠な要素;がん治療における認知行動療法 ほか)
Section B 治療のグループモデル(支持的・感情表出的グループ療法;初発がん患者を対象とした構造的な短期心理教育的介入 ほか)
Section C カップルおよび家族療法(進行がん患者の夫婦療法:スピリチュアルな苦痛を和らげるために親密さと意味を用いて;性機能障害の治療 ほか)
Section D ライフサイクルに応じた治療(遺伝性腫瘍外来における心理療法;小児期、青年期のがん患者に対する心理療法 ほか)