内容説明
本書は、春日アミと夏川リンという二人の大学生が主人公です。二人が、「分子生物学」の補講のため、毛呂教授が持つ離れ小島の研究所に呼び出され、分子生物学の「バーチャル体験」を通じて、イケメン助手の門後テル君から様々なことを学んでいきます。このバーチャル体験は、研究者が研究の過程で作り出す作業仮説のモデルであり、研究成果を発表する際に用いるモデルであると言えます。
目次
第1章 細胞って何だろう?(細胞は生きた小さな袋;細胞の中をのぞいてみよう;細胞の司令塔:核;単細胞生物と多細胞生物;原核生物と真核生物)
第2章 タンパク質とDNA(細胞の活動はタンパク質が支えている;タンパク質の材料:アミノ酸;タンパク質の設計図:遺伝子;DNAとヌクレオチド;遺伝子の図書館:ゲノム)
第3章 DNAの複製と細胞の分裂(細胞は分裂して増える;分裂の前にDNAが複製される;染色体って何?;ダイナミックな細胞分裂;細胞周期って何?;がんはどうしてできちゃうの?)
第4章 タンパク質はどうやって作られるか?(遺伝子は転写されてなんぼ;クロマチンと転写のしくみ;RNAって何?;リボソームと翻訳のしくみ)
第5章 分子生物学の技術と応用(遺伝子組換え技術ってどういうもの?;遺伝子診断と遺伝子治療;現代のレオナルド・ダ・ヴィンチはどこに?;PCRはどのような方法か?;クローン生物の作り方;生物の進化と人間の未来)
著者等紹介
武村政春[タケムラマサハル]
現在、東京理科大学講師。博士(医学)。専門は生物学教育、分子生物学、生命科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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