出版社内容情報
神経生理学研究に必要な基礎知識をまとめた教科書。最新の研究成果を織り込み、工学系学生が神経生理学を学ぶ際に有用な章を掲載。
内容説明
神経生理学テキストの第2版。精神現象をニューロンおよびニューロンネットワークの示す物理的・化学的・生理学的性質に基づいて理解するための基礎を解説。今回の改訂では、最新の研究成果を織り込むほか、理工系学生が神経生理学を学ぶ際に有用となる章を新設。
目次
第1章 細胞としてのニューロン
第2章 細胞膜の電気的性質
第3章 シナプス伝達
第4章 イオンチャネルとシナプス受容体の多様性
第5章 単一神経細胞におけるシナプス統合
第6章 神経調節と神経可塑性―海馬スライス標本内ニューロンを例として
第7章 多神経細胞ネットワークの挙動と情報処理
第8章 細胞外電位
第9章 神経組織の誘電体としての性質と電気生理学的記述
著者等紹介
宮川博義[ミヤカワヒロヨシ]
東京薬科大学生命科学部・教授。理学修士、医学博士。東北大学大学院理学研究科で量子化学を学び、東北大学大学院医学研究科で神経生理学を学ぶ。山形大学医学部生理学第二講座助手、ニューヨーク医科大学研究員、東京薬科大学生命科学部助教授を経て現職
井上雅司[イノウエマサシ]
東京薬科大学生命科学部・講師、博士(獣医学)。1991年麻布大学獣医学部卒業。新技術事業団創造科学推進事業研究員、モネル化学感覚センター研究員、東京薬科大学生命科学部助手を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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