内容説明
コエンザイムＱ１０に関する本邦初の専門書。生命活動の根幹に関わる物質で、加齢とともに組織から失われるコエンザイムＱ１０。サプリメント等で補うことで健康長寿に役に立つ可能性がある。本書では、日本コエンザイムＱ協会編纂のもと、物理化学、生化学、生合成、特にＡＴＰ産生、抗酸化と酸化ストレス、吸収の問題等の生理的意義を詳述。また、各蔵器毎に正常な機能、コエンザイムＱ１０の関与、固有の疾患を記載。老化、栄養、スポーツとの関連などを中立的な立場で記述。更にはコエンザイムＱ１０の発見直後からの業績にも触れる。コエンザイムＱ１０について知りたいときにまず手にすべき一冊。
目次
基礎編（コエンザイムＱ１０：その発見と物理化学的性質；ＡＴＰ産生；抗酸化作用；生合成・欠損症；呼吸・輸送）
応用編（心臓病とスタチン；パーキンソン病・アルツハイマー型認知症；皮膚疾患と美容；口腔疾患；肝疾患；消化管疾患；腎・泌尿器疾患；内分泌代謝と糖尿病；還元型コエンザイムによるアンチエイジング；栄養；健康・スポーツ）
資料編（工業化の歴史；日本コエンザイムＱ協会のあゆみ）
