内容説明
米国の歯科矯正専門医として著名で、歯科医史学の造詣が深い大家B.ワインバーガーが、1941年に“近代歯科学の父”フォシャールの生涯と業績をコンパクトにまとめた概説書。海軍外科医見習いから始まり、パリで名声を得て城を所有するほどの成功を収め、83歳で没するまでの生涯。著書『歯科外科医』の内容全体の概説と重要な主題を詳述。知られざる業績と人物像を多くの興味深い図版とわかりやすい解説で紹介。
目次
フォシャールの登場
歯科専門職への修練
フォシャールの生涯
最初の歯科学教科書の原稿
歯科を専門職として確立した本
歯科教育の先駆者
『歯科外科医』―18世紀における歯科の知識
『歯科外科医』記述対象となっている主題
フォシャールと解剖学
フォシャールと齲蝕および歯痛
フォシャールと抜歯および歯科手術
フォシャールと歯列不正歯の矯正
フォシャールと歯槽膿漏
フォシャールと歯の充填
フォシャールと義歯
フォシャールの恩恵
著者等紹介
高山直秀[タカヤマナオヒデ]
1944年東京都生まれ。1968年千葉大学医学部卒業、1972年千葉大学大学院医学研究科修了。国立千葉病院小児科、東京大学医学部附属病院分院小児科を経て1977年東京都立駒込病院小児科勤務。1983年同病院小児科医長、2003年同病院小児科部長。1993年日本歯科医史学評議員。2009年東京都立駒込病院定年退職、同病院小児科非常勤医師。2014年同病院小児科非常勤医師定年退職。日本歯科医史学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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