出版社内容情報
いまや技術者も,複数の専門を究めていなくては通用しません.ただしそれは,しっかりと固められた基礎があればこその話.本講座は,技術者として最小限もつべき工学・技術の基礎知識を,わかりやすく体系的に解説します.未来の技術者を夢見るすべてのみなさんにおすすめする,まったく新しい工学のテキストシリーズです.
内容説明
現代工学を目指す初学者が、半導体デバイスの仕組みを知り、その材料について全体像を把握して、以後の学習に役立たせることを目的とする『半導体材料とデバイス』と、社会の近代化のなかで、技術がどのように工学へと性格を変えていったか、という点に焦点を合わせ、その過程が、文化圏の違いにそれぞれどのような特徴を示してきたか、ということを描き出す『工学の歴史』の2冊セット。
目次
工学の歴史―技術連関系1(技術、工学、科学;技術の特殊な形態;工学教育と工学者の制度;日本の工学の歴史;初期工学者の系譜)
半導体材料とデバイス―材料系7(半導体の進歩;半導体材料物性―半導体とは;ダイオードとトランジスタ―基本デバイスの仕組み;発光・受光デバイス―フォトニクスをささえるデバイス;情報信号処理用デバイスと材料―コンピュータをささえるデバイス;通信用材料とデバイス―通信をささえるデバイス;電力用デバイスと材料―太陽光発電、交直電力変換の主役;センサ用デバイスと材料―多彩なスペシャリスト;将来のエレクトロニクス)
著者等紹介
松波弘之[マツナミヒロユキ]
1939年生まれ。京都大学大学院工学研究科教授(電子物性工学専攻)。専門は、半導体工学、電子材料、エネルギー変換素子
尾江邦重[オエクニシゲ]
1948年生まれ。京都工芸繊維大学工芸学部電子情報工学科教授。専門は、光エレクトロニクス、光半導体材料・デバイス、光通信技術
村上陽一郎[ムラカミヨウイチロウ]
1936年生まれ。国際基督教大学教授。専門は、科学史、科学哲学、科学技術論
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