内容説明
改正著作権法下で多発する紛争の実態と背景、海外の動向、データベースや通信ネットワークの発達に伴う未知の問題点。定説もルールも固まっていないソフトウエア著作権のすべてを平易に解説。
目次
第1章 著作権法の常識(著作権法とは;ソフトウェアは著作物か;2次的著作物について;著作権法の国際協定)
第2章 著作権とソフトウェアの保護(著作権法改正前夜;ソフトウェア著作権法の成立;米国における著作権法の成立)
第3章 ソフト保護の現状と背景(社会における著作権の背景;著作権法と独占禁止法;IBMの著作権戦略;IBM対日本のメインフレーマーの争い;トレードシークレット法の脅威)
第4章 日本における互換機、著作権紛争(エプソン対日電の互換機紛争;互換機生き残りのための方法;ソフトハウス対レンタルショップ;著作権法最大の攻防;再び紛争の中に―AAA裁定;著作権法は使わない―任天堂対ハッカーインターナショナル)
第5章 ソフトウェア著作権をめぐるその他の問題(バックアップも許されない契約の実態;通産省のソフト保護への見解;通信ネットワークと著作権法;データベースと著作権法)
まとめにかえて―ソフトウェア著作権の近未来