朝日選書
宇宙開発の50年―スプートニクからはやぶさまで

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  • サイズ B6判/ページ数 282,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022599285
  • NDC分類 538.9
  • Cコード C0344

内容説明

1957年10月4日に打ち上げられて、世界中を驚かせた人類初の人工衛星スプートニク1号。米ソ間の宇宙開発競争は、このとき幕を開けた。以来50年、毎年100前後の人工衛星や宇宙船が打ち上げられている。惑星探査・天体観測・気象観測・資源探査・GPS・軍事・通信・放送・技術試験など、目的は多様だ。初めて月に着陸したアポロ11号、太陽系を脱出しようとしているパイオニアやヴォイジャー、さまざまな実験や観測の場となっている国際宇宙ステーションなど、多くの人に知られているものもあれば、地道に活動を続ける観測や通信のための衛星もある。この中から、重要な役割を果たした約90を選び、宇宙開発の世界史を大づかみにたどる。

目次

スプートニク1号―宇宙への窓を開けた「赤い星」
スプートニク2号―イヌが宇宙初の犠牲に
エクスプローラー1号―初の科学成果でソ連に一矢
ヴァンガード1号―難産、末は最長寿衛星に
スコア―宇宙からアイクの第一声
ルナ1号―月に接近し、初の人工惑星に
ディスカヴァラー1号―極軌道へスパイ実験衛星
タイロス1号―初の気象衛星はTVカメラ搭載
トランジット1B―初の航行衛星も軍事色濃厚
宇宙へ飛んだ動物たち〔ほか〕

著者等紹介

武部俊一[タケベシュンイチ]
1938年大阪生まれ。1961年東京大学教養学部教養学科卒業(科学史・科学哲学コース)、朝日新聞社入社。科学部長、論説委員を経て、現在フリーのジャーナリスト。日本科学技術ジャーナリスト会議理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シャル

3
タイトルの通り、宇宙開発50年で宇宙を目指した各プロジェクトや衛星などの記録をまとめた一冊。紹介と共に、世間の目における報道上でのそれらの立ち位置にも触れられているのが元新聞記者らしい視点となっている。その視点、その任務から、宇宙開発の持つ側面であるロマンと現実が揺れ動くのがよくわかる。2009/03/17

ゲンゲン

2
60年代の宇宙開発競争は本当にすざましい。安全を優先せず開発競争に没頭する米ソは東西冷戦の象徴。月面着陸までのスピード感は今だったら到底考えられない。ソ連の人命を省みない有人飛行は国家の威信をかけて行われた。現代は、こ開発時代よりも宇宙開発技術が進歩できているのだろうか。そう思えるくらい濃厚な10年だったと思う。2016/10/01

norio sasada

1
https://blog.goo.ne.jp/sasada/e/709e954e34a74fd0e9c32e85cb08def2 https://note.com/norio0923/n/ne88fb07523ef2007/09/24

Riko

1
図書館で借りた2012/04/06

たい

1
宇宙開発史への入門として。個々の計画について、その計画の持つ社会的な意味を重視して解説してあるので、宇宙開発全体の流れを自然に追うことができる構成になっている。この本を足がかりにして、この分野の本に手を出していきたいな。2011/05/04

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