ブルーバックス<br> 食べる時間でこんなに変わる時間栄養学入門―体内時計が左右する肥満、老化、生活習慣病

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ブルーバックス
食べる時間でこんなに変わる時間栄養学入門―体内時計が左右する肥満、老化、生活習慣病

  • 柴田 重信【著】
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  • 講談社(2021/08発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 264p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065238752
  • NDC分類 498.56
  • Cコード C0240

出版社内容情報

朝たくさん食べるより夜たくさん食べるほうが太りやすいなど、同じものでも食べるタイミングによって、身体への影響が違うことを、私たちはなんとなく感じています。夜の締めのラーメンは、魅力的ですが、罪悪感が伴ったりもします。そのなんとなく感じている、食べる時間による身体へ影響が、科学的に解明されつつあります。つまり、生物学的に言えば、食行動は、生体に朝・昼・夜など時間軸で起こっている種々の生化学的・分子生物学的変化との関係で説明できるということがわかってきたのです。
食事が体調にどう左右するかは、種々の要因が絡みあっていますが、その一つで大きな要因であるのが、体内時計の働きです。「腹時計」がすぐ思い浮かぶかもしれませんが、体内時計にもいくつかの種類があります。さらに時計遺伝子というものが次々に発見されて、体内時計のさまざまな役割などを担っていることも研究されています。
本書では、これらの体内時計や時計遺伝子のしくみをわかりやすく解説します。また、実際の食材や食品が、摂取する時間帯によって、どのように体への影響を及ぼす可能性があるか、いろいろな実験を元に紹介します。食べ物とそれを摂る時間などによって、血糖値や腸内細菌、脳への影響と、さらに肥満や睡眠、病気などとの関連も解明されてきているのです。たとえばカテキンを多く含むお茶は、朝摂る場合と夜摂る場合で血糖値の上昇に差が出たり、トリプトファンを多く含む大豆製品や乳製品、バナナや卵などを朝食に摂ると、夜の睡眠に効果的だったり、ということがわかってきています。また、子供の場合、シニアの場合で、当然「時間栄養学」が違ってきます。そのような多くのケースをそれぞれ詳しく解説します。
時間に影響を受けるのは、食事だけではなく薬の効果や、運動の効果などもあります。時間栄養学と関連して紹介しながら、体内時計の不調である時差ボケについてや、この時間栄養学を健康により役立っていく可能性についても触れます。
第1章 体内時計とはなにか
第2章 時間栄養学――「いつ」「何を」「どう」食べるかで体が変わる
第3章 食物繊維を摂るタイミングで、血糖値や腸内細菌はどう変わるか
第4章 体内時計と代謝――間食は摂ったほうが体にいい?
第5章 時間調理学――時間によって調理を変えると体も変わる
第6章 ライフステージ別の体内時計――胎児から高齢者まで
第7章 時間薬理学――なぜのむ時間が決まっているのか
第8章 時間運動学――朝の運動と夕の運動で脂肪の燃え方が違う!?
第9章 体内時計の不調に夜、さまざまな「時差ボケ」
付録章 AIと時間栄養学

内容説明

いつ食べると、どう体に作用するか。時計遺伝子のしくみから、わかってきた!サラダは体によさそうと思っている人は多いでしょう。では、どの時間帯に食べると良いでしょうか。実は時計遺伝子の研究によって、同じものを食べても、同じ運動をしても、時間帯によって体に及ぼす変化が違ってくることがわかってきました。朝に、食物繊維豊富な野菜などがたっぷりのサラダを摂ると、腸内細菌が整い、血糖値も一日中良い状態になりやすいのです。解明が進んでいる、これらのしくみを知ると、より効率よく健康になれるかもしれません。

目次

第1章 体内時計とはなにか
第2章 時間栄養学―「いつ」「何を」「どう」食べるかで体が変わる
第3章 食物繊維を摂るタイミングで、血糖値や腸内細菌はどう変わるか
第4章 体内時計と代謝―間食は摂った方が体にいい?
第5章 時間調理学―時間によって調理を変えると体も変わる
第6章 ライフステージ別の体内時計―胎児から高齢者まで
第7章 時間薬理学―なぜのむ時間が決まっているのか
第8章 時間運動学―朝の運動と夕の運動で脂肪の燃え方が違う!?
第9章 体内時計の不調による、さまざまな「時差ボケ」
付録 AIと時間栄養学

著者等紹介

柴田重信[シバタシゲノブ]
早稲田大学先進理工学研究科電気・情報生命専攻薬理学研究室教授。1953年生まれ。1976年九州大学薬学部薬学科卒業。1981年同大大学院薬学研究科博士課程修了。薬学博士。早稲田大学人間科学部教授などを経て、2003年より現職。日本時間栄養学会会長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

95
朝食は空腹を壊す(breakfast)のでインスリンの効果が高く血糖値が高くなりにくい。DHA・EPAは朝の方が脂肪肝の予防改善効果が高い。時間栄養学は2017年ノーベル医学生理学賞の対象となった時計遺伝子Per遺伝子による体内時計の解明と共にあり、今後も新知見が多くみられるだろう。体内時計は視交叉上核が主時計、大脳皮質・海馬などを脳時計、肝臓など末梢臓器を末梢時計と呼び、ヒトの周期は24時間+15分程度長い。運動と時間との関係を明らかにする時間運動学も興味深い。ダイエットも時間により効果が違うそうです。2021/09/28

ばう

59
★★ 「寝る前に食べると太る」とか「朝たっぷり食べる」とか「夜は脂肪を控えめに」とかよく知っている事実を科学的に説明してくれる本です。但し大学教授をしてらっしゃる方の本なので専門用語が多く、そこはちょっと頭が受け付けなかったのでサラッと流し読みしていまいましたが😅時間栄養学という観点から肥満や老化、睡眠について論じているので興味のある方はどうぞ。2022/02/13

活字の旅遊人

49
食べる時間で効果に違いが出るだろう、ということは何となく予想がつく。それを具体的に示していくのだが、3章、4章あたりのデータは、果たしてどんな生活をしている人たちからとっているのか、わからないものもあった。ここを厳格に揃えないと、比べられないんじゃないだろうか。と、いちゃもんをつけてみたが、7章で薬理、8章では運動と多方向に注目していて、なかなか興味深い話ではあった。とにかく、夜勤は体に悪いということは間違いない。夜型を遺伝子操作で大量に作り出すのがいいのかな? それがロボットなのかな? 2021/12/11

ミライ

30
何をいつ食べるかという、食べるタイミングによる体の影響を調べた「時間栄養学」について解説された一冊。年齢別にどのタイミングで何を食べたら健康になれるのか?睡眠が安定するのか?といったことが説明されていて面白い。時間栄養学とは別に、いつどういったタイミングで運動すると健康的かを調べた「時間運動学」も収録されている。食べるタイミングはダイエットする際にも重要になってくるので、既存のダイエット法を試しているけどうまくダイエットできていない人とかにオススメ。2022/07/22

チャーリブ

23
人間の体内には「時計遺伝子」というものがあり、その働きによって同じものを食べても時間によって太りやすくなったり、血圧が上がったり同じだったりと異なる変化をするという。その研究が「時間栄養学」であるのだが、本書は何をどの時間帯に食べるのが一番健康的かを教えてくれる。内容は多岐にわたるのだが、結論的にいうと「早寝早起きして朝食をしっかりとる」という昔ながらのライフスタイルが推奨されている。個人的に気に留めたいと思ったのは、朝食時にタンパク質をしっかりとること、午前中に日光を浴びることぐらいだろうか。2021/12/07

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