内容説明
本書は、まず軌道や打上げロケットについての基礎的な知識をわかりやすい例題とともに示し、次にシステム設計について述べ、衛星・探査機を構成するサブシステムを概観する。そして主要なサブシステム技術である構造設計・軌道計画・姿勢制御の3分野に論点を絞って詳細に議論する。特に、有限要素法、部分構造法による衛星の構造解析、衛星コンステレーション軌道、惑星間飛行の計算法、GPSによる軌道および姿勢決定、衛星の安定性と制御系設計法などについて従来扱われていなかった実用性の高い先端的な事柄を詳細に解説している。
目次
1 衛星と宇宙探査機の概要
2 衛星と宇宙探査機システムの設計
3 衛星の構造解析
4 軌道計画の決定とその運用
5 人工衛星の姿勢制御
著者等紹介
木田隆[キダタカシ]
1973年東京大学工学部計数工学科卒業。1973年航空宇宙技術研究所勤務。1994年博士(工学)。1996年電気通信大学教授、現在に至る
小松敬治[コマツケイジ]
1972年東京大学工学部航空学科卒業。1972年航空宇宙技術研究所勤務、現在に至る。1983年工学博士
川口淳一郎[カワグチジュンイチロウ]
1978年京都大学工学部機械工学科卒業。1983年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(航空学専攻)。工学博士。1988年宇宙科学研究所助教授。2000年宇宙科学研究所教授、現在に至る
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