• ポイントキャンペーン

新物理学シリーズ
高分子系のソフトマター物理学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 294p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784563024444
  • NDC分類 428.1
  • Cコード C3342

内容説明

ソフトマター物理学は、熱力学、統計力学、流体力学、分子運動論、レオロジーを基礎にして、多くの成分を含む組織体としてのソフトマターの総合的理解を目的とする物理学の分野であり、近年急速に発展しつつある。本書は、ソフトマターの代表である高分子に注目し、化学反応と相転移という物質変換の2つの原理のひとつである「相転移」という一貫した視点から、少数の熱力学・統計力学の基本法則をもとに、ソフトマターに共通する多くの基本的な概念の系統的理解をめざす。

目次

1 ソフトマターの相転移
2 高分子鎖の相転移
3 高分子溶液の相転移
4 ゾル‐ゲル転移
5 ゲルの体積相転移
6 高分子のガラス転移
7 高分子の融解と結晶化
8 散乱関数とミクロ相分離

著者等紹介

田中文彦[タナカフミヒコ]
1947年奈良県に生まれる。1971年東京大学理学部物理学科卒業。1976年東京大学理学系大学院物理学専門課程修了、理学博士。東京大学理学部物理学教室助手。1978‐80年英国ケンブリッジ大学キャベンデッシュ研究所研究員。1981年東京農工大学工学部(一般教育部)助教授。1990‐91年英国ケンブリッジ大学キャベンデッシュ研究所客員教授。1993年東京農工大学工学部教授。1997年京都大学工学研究科教授。2012年京都大学名誉教授、東海大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。