内容説明
水にまつわる様々な問題を多面的に解説。仮想水と食料自給率、地下水の過剰な汲み上げと潅漑農業の持続可能性、無謀な開発による河川の「緑藻ラテ」化、水資源をめぐる紛争と国際法など。
目次
第1章 水問題とは
第2章 森林と水
第3章 見えない巨大水脈―地下水の今後
第4章 農業・農村における水の利用
第5章 水資源の利用をめぐる国際紛争の解決
第6章 生物たちが守る飲み水の安全性
第7章 地域の水質源について
第8章 韓国の水問題
第9章 バングラデシュの水問題
第10章 食品企業における地下水の利用と水資源の保全
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miura
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水はストックではなく、フローで考えるという主張?はなんとなく、そうかもなと思った。放っておくと蒸発したりするので、水を水として蓄えるよりどう循環させるかに意識を向ける方がよさそうな気がします。それと、電気と類似しているなと以前より強く感じた。2022/02/22
オタク
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水投資への一環として購入。やや古い本だが、地盤沈下、塩害、緑潮など水を巡る問題点を俯瞰するにはちょうど良い。本書の提言は当たり前だが「水問題の解決には関係者間の協力が不可欠」ということ。執筆者により読みにやすさに違いがある。2020/03/08