温度と熱の本質についての認識が、ガリレイ以来どのように発展してきたか。いろいろの現象にふれ、次に分子論によって理解が深まることを示す。

温度と熱に関する日常の疑問を取り上げて、科学の眼で見たそれぞれの説明がわかりやすい。身近な現象から自然への好奇心が広がる。

... 温度と熱量摂氏(セルシウス)温度は,標準大気の下で水が凍る温度を 0 C,沸騰する温度を100 C と定めたもので,単位を〔 C〕で表します.絶対温度単位〔K〕(ケルビン)は,−273 C を0 K(絶対零度)とし,摂氏温度の目盛りと等間隔で表すもので,熱力学温度とも ...

... 温度と微生物死滅の食品内平均値の経時変化(食品周囲の流体温度と熱伝達係数が一定の場合) 115 -2.8 110 -2.6 105 2.4 100 95 2.2 90 2 85 1.8 80 75 ——中心点温度变化 1.6 70 1.4 65 状態変数 Fp 1.2 60 1 55 50 0.8 45 0.6 40 0.4 35 30 0.2 25 0 0 5 ...

... 熱力学的温度(または絶対温度)として採用しようと提唱しました。このように定義された熱力学的温度(絶対温度)を表す記号としては, 0 ( t )の代わりに T を用いるのが普通です。このテキストでも、今後は熱力学的温度を使うことにして温度は T で表します ...

... 熱について正しいものはどれか.イ.単位時間に移動する熱量を伝熱量という.熱流束は,単位面積当たりの伝熱量である.ロ.流動している流体と固体壁面との間に温度差があると熱移動を生じ,その伝熱量は「伝熱面積」と「伝熱壁面温度と周囲流体温度との温度差 ...

... 熱抵抗を使って発光ダイオード素子の実装面で温度を測定すればジャンクション温度が計算で求まります。ジャンクション温度を超えて発光ダイオードを使用してはなりません。つまり最大ジャンクション温度- (熱抵抗×消費電力) >周囲温度(実装部温度)となる ...

... 熱面積、固体壁表面の温度と固体壁から十分に離れた位置の流体の温度との温度差および比例係数の積で表されるが、この比例係数のことを熱伝達率という。ロ.冷凍サイクルの蒸発器で、周囲が冷媒 1kg から奪う熱量のことを、冷凍効果という。この冷凍効果の ...

山本 将史 著. 温度と熱平衡状態(熱力学の第0法則) 2.1 2 章熱力学を学び始めるにあたり、中学・高校で体験した日常経験といろいろな実験から、温度と熱、熱平衡状態について考えます。それから、その熱平衡状態を指定するための状態量と考えている熱力学 ...