感想・レビュー
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扉のこちら側
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2018年474冊め。国鉄解体に関して、英国サッチャー政権の国有財産売却の手法との対比が興味深い。本書の中で井上ひさしが「山田洋二・いずみたくとボランティアで国鉄労組のテレビCMを作ったが、民営化確定路線の中で流してくれる局はテレ朝しかなかった。その後「やらせ問題(注:先に読んだ岩波ブックレットNo.52『テレビはこれでよいのか』で書かれていた)があったのだが、このCMを流していたのもあってテレ朝はお灸をすえられたのではないかと邪推している」と語っていたのが印象的である。2018/08/10