岩波ブックレット<br> 新しい教養を拓く - 文明の違いを超えて

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岩波ブックレット
新しい教養を拓く - 文明の違いを超えて

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  • サイズ A5判/ページ数 54p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000091831
  • NDC分類 002
  • Cコード C0336

出版社内容情報

「教養」の観念は,長い間,影響力を後退させてきた.しかし,バブル崩壊後の日本社会には,「新しい教養」が求められ始めてきている.問題はむしろ大学人が,この「新しい教養」を提示していけるかどうかにかかっている.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

13
初読。フランスのエコール・ノルマル・シュペリュールの卒業生の言葉。「教養とは、人がすべてを忘れ去ったときに残るものだ」。教養は知識ではなく、その遥か彼方にあるもの、存在の領域に属すもの、という考え方。2012/07/29

愛奈 穂佳(あいだ ほのか)

4
【ココロの琴線に触れたコトバ】しかも日々水かさを増す情報の洪水は、知識のあり方にも大きな変化をもたらしつつある。情報は国境をこえて飛びかい、一人の人間がその総体を把握することはもはや不可能であるように見える。2016/01/07

カラス

3
比較教養論とでもいうべき、非常に興味深い内容の本。古代ギリシア、古代中国、近代以前のイスラム、現代フランス、時も場所も異なる四文明における「教養」概念をさらっと記述してある。ほんの50ページ弱の本ながらも満足感は高く、教養観の比較というありそうでなかった発想は、是非とも発展させてほしいところ。編者は教養の普遍性に着目しているが、自分の場合はむしろ、文明間における微妙な違いが印象に残った。2019/06/29

山梨の農民兼フリーター

1
小冊子ながら、古代ギリシア、古代中国、前近代イスラーム、現代フランスの教養観の概要を見ることができる。あらゆる地域で、教養は、実用を超えたものとして、しかし不要とされることは決してなく、長い間人々が受け継いできた英知の集大成といえる。2015/10/07

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