内容説明
1985年の“荒れ野の40年”演説で有名な元ドイツ大統領リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー。本書は、それ以後のヴァイツゼッカーの代表的演説をとりあげ、その政治思想から引き出される幾つかの教訓について学ぶものである。
目次
大統領演説の権威と波紋
ナチズムと歴史家論争
ネイションと憲法パトリオティズム
政治における和解と赦し
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
7
初読。東西統一されたドイツの初代大統領ヴァイツゼッカーの歴史的演説(通称「荒れ野の40年」)以後の演説からの教訓。「私の考えでは、国民全体が告白したり、悔い改めたり、赦したりすることはできないと思います。しかし、人間は、自分の名で行動することができるのであり、だからこそ、人生は、さらに生き延びていき、傷が癒されるということも可能になるのであります。」2012/07/22
yk_tani
1
セクションを分けて書かれており、読みやすかった。2010/11/26
hal9000
0
ヴァイツゼッカー大統領、不朽の名演説。こういう人が大統領になるドイツって。。 2013/04/13