現代社会と宗教

現代社会と宗教

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000260718
  • NDC分類 160.8
  • Cコード C0314

出版社内容情報

宗教回帰と宗教アレルギー,知識人やマスコミの宗教音痴,「自然葬」の不思議,などなど,現代日本の宗教状況を総括する.僧職にあり社会学者でもある著者が行う,宗教の現場からのリアルな報告と歯切れよい社会分析が光る.

目次

第1章 宗教回帰と宗教アレルギー
第2章 宗教の衰退とリバイバル
第3章 現代人の死生観
第4章 宗教と鎮めサイド・ストーリー
第5章 家族らしさ(ファミリズム)の再発見
第6章 「特定宗教」としての浄土真宗
第7章 神仏分離と浄土真宗

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koushi Kawasoe

1
休日にかけて、ざっと読み終わったわけだが、読後、脳裏に残っていることがあまりなかった。強いてあげるならば、「既成宗教教団はライフサイクルの過程で、自前のクーラー装置を手に入れることで、呪術からの脱皮を図った」ということ。また、「鎮めの文化装置としての役割を、世間の煽りの文化によってゆがめられてしまった日本仏教は、(教団中心の)特定宗教よりも、(世の中一般の)拡散宗教のなかにこそ、その価値がある。」ということの二点。全体としての章と章のつながりと、最後の結論との関係が、掴めず。また私の読解力不足の感否めず。2019/02/13

まつゆう

0
宗教を「鎮めの文化装置」と定義し、一見すれば「雑多な」宗教のなかにこそ、民衆の期待に応える信仰が存在していることを主張。神やカリスマ(開祖)との関係から捉えられる宗教を「純粋」とする見方を、「現場なき教義」として批判しておられるのも、真宗の僧侶で、現場の声を知っておられる筆者だからこそ。ただ、現在は「教団」という形態そのものを胡散臭く思う風潮があり、教団に所属しない、あるいは拘らないスタイルも出てきており、残念ながら筆者の言っていた「教義なき現場」は未だ改善されていない模様。2012/02/20

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