近代日本文化論 〈10〉 戦争と軍隊

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近代日本文化論 〈10〉 戦争と軍隊

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000263405
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0321

出版社内容情報

近代日本の軍隊はいかに社会に定着していたのか.軍隊が有していた多様なイメージとその展開,文化的な特質をどう評価すべきか.農村と兵士,組織としての軍部,玉砕の思想,軍歌論,国際法と戦争等の多様な主題を考察する.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

5
目当ての論文は「玉砕の思想と白兵突撃」(河野仁)。日本軍の白兵突撃について、戦術的な評価ではなく、それを可能ならしめた精神的な背景を探る。米兵が「恐怖」という感情の存在を認めつつそのコントロールを志向したのに対し、日本兵は恐怖自体を否認したとの指摘が興味深い。ただ、紙幅の関係からちょっと消化不良。著者には同じテーマを扱った単著があるようなので読んでみたい。また、日本と同じ無降伏主義をとったソ連軍との比較について触れられていたが、こちらも誰か膨らませてくれないものか。2022/08/11

りぃ

1
軍医養成について知りたかったので橋本鉱市「軍医増産の社会教育史」目当てで。山室建徳「軍神論」を発展させたのが去年読んだ『軍神』なのね。『戦争における「人殺し」の心理学』を読んで以降頭の隅に引っかかってることなんだけど、河野仁「玉砕の思想と白兵突撃」を読んで、白兵突撃を敢行できる精神以前の一般兵への教育に興味。2012/03/28

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