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双書科学/技術のゆくえ
新しい自然学―非線形科学の可能性

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  • サイズ B6判/ページ数 184p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000266420
  • NDC分類 404
  • Cコード C0340

出版社内容情報

強固な構築物にも似た知識体系をもつ物理学.一方,複雑多様な自然の成り立ちに関する包括的な見取り図を示す非線形科学.極度に細分化・専門化された科学から,自然を全体的に語る科学の形成への道を探る.

内容説明

強固な建築物にも似た知識体系をもつ物理学。一方、複雑多様な自然の成り立ちに関する包括的な見取り図を示す非線形科学。極度に細分化・専門化された科学を排して、自然を体系的に語る科学―「新しい自然学」―を形成する道をさぐる。これは、自然科学/社会・人文科学を超えた知をめざす試みでもある。

目次

1 科学描写の構造(不均一な物理学;現代の自然学;流動現象について ほか)
2 非線形科学から見る自然(不可逆性、非線形性;非平衡開放系;熱対流 ほか)
3 知の不在と現代(知の過剰と無知;藤沢の所論;「事実と価値」、「物質と生命」、「部分と全体」に関する私見 ほか)

著者等紹介

蔵本由紀[クラモトヨシキ]
1940年生まれ。理論物理学。京都大学大学院理学研究科教授。現代の「科学的な知のありかた」に長らく疑問をいだき、批判者との建設的な議論をもとめてきた
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