出版社内容情報
正確，平明な訳と，周到，懇切な注・解説・索引，決定版として定評ある本全集を，多くの御要望に応えて，ここに再刊いたします．人間や自然についてさまざまな問題が山積し，生き方や価値観が問い直されている今日，日常語による対話をもって，思想や生活のあらゆる領域にわたり，根源に至る思考をめぐらしたプラトンの著作は，われわれに豊かなインスピレーションを与えてくれるはずです．〈第5次刊行〉
目次
ミノス
法律
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yoshi
1
ミノスではクレタの王ミノスとラダマンティスの優れた立法についての話をしておりそれを導入に長編「法律」が始まる。 プラトンにおいて国家と法律は、理想/現実のような対比でその中に政治家のような話が入ってくるとギリシャの国政のあるべき姿という混合物ができあがるのが分かった。 法律と国家では重なる部分も多いが、国家ではソクラテスが出てくるので抽象的な話も多量に織り込まれており、読んでいてそうなるのか！という驚きがあるが法律は出てこずどちらかというと現実的に教育、芸術、仕事、犯罪、裁判等について細かく書かれている。2020/08/27
暁
0
文庫本重版求
