出版社内容情報
幕末明治の激動期を風流の心を抱いて生きた柳北と枕山.幕府瓦解に伴う価値観の変化に処する詩人の心中の叫びが聞こえる.身分も年齢も異なる2人の高雅な交わりも窺え,興趣の尽きぬ1巻.
内容説明
本巻には、成島柳北と大沼枕山の詩を収めた。成島柳北の詩は、『柳北詩鈔』、『明治十家絶句』を底本とし、大沼枕山の詩は、『枕山詩鈔』、『枕山詩鈔二編』、『枕山詩鈔三編』、『枕山先生遺稿』、『東京詞』を底本とした。
目次
成島柳北(将軍侍講;転身;遺臣の日々;洋行)
大沼枕山(青年詩人;天下の事を談ぜず;東京詞)