岩波新書<br> 壬申の内乱

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岩波新書
壬申の内乱

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  • サイズ 新書判/ページ数 229p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004200567
  • NDC分類 210.34
  • Cコード C0200

出版社内容情報

六七二年壬申の年,吉野山中にたてこもった大海人皇子は,大友皇子を擁する近江朝に対して叛乱の挙に出た.以来一か月,近江,伊勢,伊賀を舞台に繰り広げられた戦乱は,日本古代国家を激動の渦の中に巻きこんでいく.この内乱の背景と経過を詳細に物語り,その歴史的意義と研究上の問題点について新たな考察を提示する.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomoichi

24
岩波らしい左翼学者による壬申の乱。収穫は、思ってた以上に大海人皇子の勝利が簡単なものではなかったと云うこと。まさしく壬申の乱であって壬申の変ではなかった。2024/01/28

hyena_no_papa

5
久しぶりに岩波新書の古代史本を読む。もともと天武紀などの基礎知識に乏しい身にしてこの本を読むとなると、なかなかすんなりと飲み込めない。とにかく地名・人名が多出するので、難儀なテーマなんだろうなとは正直感じる。後半、和辻哲郎らの所説について批判する部分も抑制が効いていて、学者の議論とはこういうものかと改めて感じ入る。図表は巻頭の「壬申の内乱地図」以外皆無だし、参考文献も巻末の注記中で並べているだけなのは当時としてはやむを得ないのかも。その分巻末の「略年表」は詳細で対外関係事項も併記してあり、ありがたい。2021/06/09

0
Y-202000/03/05

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