岩波現代文庫
柿本人麻呂論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 392p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006001643
  • NDC分類 911.122
  • Cコード C0123

内容説明

柿本人麻呂は天武・持統・文武朝に仕えた万葉の代表的歌人であるが、具体的な事績には不明なところが多い。本書はアララギ派の歌人や万葉学の先達の研究業績に再検討を加えながら、白鳳時代に造詣が深い歴史家の眼で諸作品を鋭く分析し、人麻呂の伝記的事実と相聞歌人としての本質を明らかにする。著者の万葉学に関する研究の集大成。

目次

1 人麻呂とわたくし
2 その詩人的前歴を探る
3 「近江の荒れたる都を過ぐる時」の作品の成立事情
4 吉野宮讃歌をめぐる諸問題
5 白鳳における宮廷詩人の誕生
6 詩人と軽の里の女人との恋
7 同棲した妻の死を哭する長歌
8 「石中の死人」に直面して
9 貴人に捧げた挽歌二篇
10 高市皇子と詩人
11 人麻呂最晩年の相聞作品

著者等紹介

北山茂夫[キタヤマシゲオ]
1909‐84年。和歌山県生まれ。東京帝国大学国史学科卒業。49‐69年立命館大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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AR読書記録

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書き方は一般向けだと思うけど,やはり論文なので難しかった... 歌に訳も付いていなかったし... わからん... とりあえず,時代背景を解説した部分のみたいそう面白く読みました.持統天皇まわりの人間関係,激しいな!2011/11/25

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