出版社内容情報
【内容紹介】
柳田国男に死を契機とし、日本民俗学はその方法論に関して危機意識を胚胎しながら、科学としての独自性を内外に明確にすべく努力しつつある。柳田の生前、学徒の多数はすべて資料提供者であり、学者は柳田1人だったといわれる経験主義の論理が、この危機意識をもたらす素因であった。本書の著者は久しく柳田の門下にあったが、深く思いを致し、後進のために柳田民俗学の超克と真の継承を自らに課し、ここに方法論を公にしたのである。
【内容紹介】
柳田国男に死を契機とし、日本民俗学はその方法論に関して危機意識を胚胎しながら、科学としての独自性を内外に明確にすべく努力しつつある。柳田の生前、学徒の多数はすべて資料提供者であり、学者は柳田1人だったといわれる経験主義の論理が、この危機意識をもたらす素因であった。本書の著者は久しく柳田の門下にあったが、深く思いを致し、後進のために柳田民俗学の超克と真の継承を自らに課し、ここに方法論を公にしたのである。