感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雅人
0
生まれながらに性的存在である我々が精神と性との狭間で繰り返す、愛の変遷を歴史的背景を基盤として書かれている。西洋史の知識があった方がより理解しやすいと思われる。2012/04/14
オガワマリー
0
精神と性・性愛の対立が、キリスト教的禁欲主義と東方異教的快楽主義――神愛(アガペー=キリスト教的愛)と性愛(快楽主義的愛)の接触、そしてキリスト教のルネサンスとどのような関係を持ちどのような結果がもたらされたか、ということを著者の目を通じてヨーロッパからの歴史から読み取って、それが現代の愛にどう生かせるか、といった内容の本です。高校程度の世界史と、哲学の基礎があれば面白いと思います。2011/05/18