講談社選書メチエ<br> 唐草文様―世界を駆けめぐる意匠

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講談社選書メチエ
唐草文様―世界を駆けめぐる意匠

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062580946
  • NDC分類 757
  • Cコード C0371

内容説明

古代ナイルに咲く睡蓮の花が生んだ生命の象徴「唐草」。神秘の蔓はペルシア、インド、中国を経て日本へと伸び、一方でロマネスク、他方でアラベスクへと変容する。悠久の歴史、東西の文化に絡みつく不滅の文様に迫る。

目次

第1章 杳かなる記憶
第2章 「幻の唐草」とアルカイスム
第3章 ギリシア式唐草の生誕
第4章 変容と新生
第5章 コスモポリタニズムの潮流のなかで
第6章 唐草東漸
第7章 ロマネスク美術
第8章 アラベスク的世界の展開
第9章 ガンダーラから中国へ
第10章 法隆寺への道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遊動する旧石器人

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ちょっと所用で唐草文について勉強が必要で、その参考になればと思い手にした1冊でしたが、いろいろな唐草文が登場するのですが、あまり図がなく具体的にどういう唐草文を指して言っているのかが分かりにくい面が多かったです。ただ驚愕だったのが、西方世界の「(パルメット)唐草文」が紀元後4世紀まで中国に入っている証拠がほどんどない、つまりは中国の「唐草文」は違う脈絡で考えなければならないということである。筆者は渦からでた意匠で、雲文からS字唐草文が、虺龍文・蟠螭文から虺龍唐草文が生じたと考える。2015/12/18

アキコ

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唐草文様について歴史・文化から解説している一冊。世界史が詳しいと楽しく読めそうです。唐草というと「模様(特に植物模様)」の一つというイメージでしたが、この本では「概念」という考えで述べてあって興味深いです。(p196、1行目〜5行目参照) 第1章はるかなる記憶 p9の空間恐怖の話は面白いです。普段見ている文様が味わい深くなります。2015/05/11

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