内容説明
人前に出るのが怖い。毎日がつらい。これは治療すれば治る「心の病気」です。
目次
1 人前に出るのが怖い―症状と経過(症状―「苦手」の中身は人それぞれ違うことも;症状―緊張すると現れる身体症状が悩みの種に ほか)
2 どうして、うまくいかないのだろう―社会不安障害とはなにか(不安と恐怖―恐怖心は命を守る防衛システム;社会不安障害とは―防衛過剰で必要以上の脅威を感じる ほか)
3 性格だと、あきらめていたけれど―正しい診断が治療への第一歩(治療開始のめやす―まずは現在の状態を自己チェックしてみよう;受診先―心療内科でも精神神経科でも、どちらでもよい ほか)
4 不安がすーっと軽くなった―薬物療法の最前線(特徴―服薬を続けているかぎり効果が期待できる;方法―三タイプの薬を使って心身の症状をやわらげる ほか)
5 私は私を変えてみたい!―認知行動療法で克服する(特徴―暮らしのなかで行動パターンを変えていく;方法―社会不安に立ち向かう方法をマスターする ほか)
著者等紹介
貝谷久宣[カイヤヒサノブ]
1943年生まれ。医療法人和楽会理事長。名古屋市立大学医学部卒。ミュンヘンのマックス・プランク精神医学研究所に留学。岐阜大学医学部助教授、自衛隊中央病院神経科部長を経て、93年、なごやメンタルクリニック開院。97年、赤坂クリニック理事長となる。99年から03年東京大学医学部非常勤講師。パニック障害の権威として知られるが、社会不安障害にもいち早く注目。日々治療に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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