内容説明
初のエッセイ集「イマジン・ノート」で苦悩と葛藤に満ちた過去をカミングアウトした人気漫画家・槇村さとる。性人類学者であり、人生のパートナーでもあるキム・ミョンガン氏をむかえ、あらためて「幸せの意味」を問い直す。自立、恋愛、生き方、結婚…みずから乗り越えてきたさまざまな体験をベースに、率直に語られる言葉たち。きっと元気と勇気をもらえるはず。
目次
第1章 自立編(好きなように人生をセルフプロデュースする方法;親の意見をどこまで許容するか ほか)
第2章 恋愛編(結婚適齢期を無視するメリット;ダメ男の見分け方 ほか)
第3章 生き方編(ずっときれいでいるために;友達とどうつきあうか ほか)
第4章 結婚編(心地よい距離感;生活観の格差を面白がる;仲良く年齢を重ねる楽しみ;共通の趣味なんかいらない?;いたわり合って生きる幸福)
対談 「幸せ」ってこういうこと?(槇村さとる&キム・ミョンガン)(「幸せになりたい人」と「幸せにしたい人」が出会ったら;それぞれの「幸せの第一条件」とは?;幸せなカップル生活って、こんなカンジ;不幸を捨てて、幸せ体質になりましょう!)
著者等紹介
槇村さとる[マキムラサトル]
1956年、東京生まれ。漫画家。高校生の時に別冊マーガレットにてデビュー
キムミョンガン[キムミョンガン]
1950年、神戸市生まれ。性人類学者。性と法と人種について研究。99年、性に関する教育・指導・相談所“せい”を設立
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
melon
21
面白かった。 二人の良い関係性が伝わってきた。 「価値ある人生を生きようと決めている人が一人前の人」2015/07/18
佐島楓
14
槇村さんのマンガは、ずっと前から書店で表紙だけ見て綺麗だなーと気になっていた。その作品の数々は、ヘビーな過去と、それを突破した今があるからこそ生み出せたものなのだとわかった。グサグサ刺さる内容だったけれど、だからこそ読んでよかった。私もネガティブ思考はなるべく排除して、自分の選択した道なんだから・・・と胸を張って歩んでいきたい。2012/11/10
yoko**
5
漫画が好きだったこともあり読んでみた。なんとなく上から言われている風に思えてうまく馴染めず…。2009/03/16
あんず
4
この人の描く主人公は良い意味でとがってる印象があったけど、このエッセイを読んだらなんとなく納得した。間違ったことは言ってないけど、ギスギスしすぎて共感できない。この先漫画読んだら後ろに作者が透けて見えてしまいそうで、これは読まなきゃ良かったなと後悔…。2013/06/12
ウメ
2
覚えておきたい一文「大事なことは、好きな人、嫌いな人、食べたいものと飲みたいもの、喜怒哀楽を感じるところ、失ったものと欲しいものが共通しているということです」こんな人がそばにいたらいいのになあ。2015/07/22