内容説明
親子の断絶、世代間の断絶、上司と部下との断絶。自分の思いをうまく表現できなくて悩んでいるあなたに！こうすればコミュニケーションはとれる。
目次
第１章 言葉と作文
第２章 学ぶ力を育む
第３章 教育は人をつくり国をつくる
第４章 親と子の生き方
第５章 考える日本人に
第６章 現代日本の表現文化
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みりん
8
うーん…いまいち・・・文字を書くこと、読むことの大切さは分った。だけど著者の上から目線と、他を批判しすぎているところが合わなかった。文字の教養、美学は納得。私も字が下手な９割の日本人の中に入っているから、グサッとくる。人に見せるためにきれいな字を書こうという気持ち、ここ数年忘れていた気がする。2010/10/25
家主
2
13B もう15年以上前の本。だが、著者の主張に古臭さは全く感じない。今、ここで言われているような感じがした。もう著者は亡くなってしまったと聞いた。道半ばだろう。 印象に残ったのは、親の生き方が大事という話。子どもに託すのではなく、親の生き方を見せ、そこから学ばせたいと思った。 作文の技術の話では、視点は主語を決定するという部分がおもしろかった。運動会を、宇宙から見るとか、母親になって見るとか、視座を変えると文が変わる。 読解力と表現力は表裏一体。形にこだわらず、思索を深めさせることが大事。2019/03/07
