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住吉物語・とりかへばや物語

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  • サイズ A5判/ページ数 572p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784096580394
  • NDC分類 918
  • Cコード C1393

出版社内容情報

奇想天外、波瀾万丈。女の物語の傑作二篇を収録!

数ある古典文学作品の中でも、とくにその奇異な設定で人気の高い『とりかへばや物語』と、清少納言や紫式部も読んでいた継子物語の代表作『住吉物語』をお届けします。 母を亡くし、父と継母の住む邸に引き取られた、美しき姫君。姫君の幸せを邪魔したい継母は策略をめぐらして・・・。平安時代に原作が生まれ、改作を繰り返しながら奈良絵本にまで伝えられていった『住吉物語』。これぞ継子苛め!という世界をご堪能ください。本文挿絵には、小社所蔵『住吉物語絵巻』を収載しました。 腕白なことから男として育てられた女君と、女っぽいことから女として育てられた男君が、さまざまな体験を通して、もとの性へと戻っていく悲喜劇を描くのが『とりかへばや物語』です。倒錯的な趣のなかに、女性として生きることの不自由さやせつなさがあふれ、物語の本物のおもしろさが味わえる傑作です。

三角 洋一[ミスミ ヨウイチ]
著・文・その他/翻訳

石埜 敬子[イシノ ケイコ]
著・文・その他/翻訳

内容説明

王朝の時代から愛読された継子物語の代表作『住吉物語』、女が男、男が女として生きていく悲喜劇のなかに、女の身のやるせなさが描かれた『とりかへばや物語』を収録。近世初期の「住吉物語絵巻」を挿絵に収載。

目次

住吉物語
とりかへばや物語

著者等紹介

三角洋一[ミスミヨウイチ]
1948年、岩手県生れ。東京大学卒。中古・中世文学専攻。東京大学教授

石埜敬子[イシノケイコ]
1940年、静岡県生れ。東京教育大学卒。平安文学専攻。筑波大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

志織

4
「とりかえばや物語」だけ読了しました。話の雰囲気が、「テンペスト」というお話にすごく似ています。こんな物語が約1000年も前に作られたなんて、驚きです。時代は変わっても、人の思いや行動は変わらないんですね。本文から、1000年前の華やぎが伝わってくるようでした。2013/10/21

decomo

2
さいとうちほさんのマンガ「とりかえ・ばや」を読んで原作が気になり読んでみる。話はマンガの方がエンタメ性があって断然面白くて、上手く書いているなと思う。原作はなんだかナヨナヨしてて、ひたすら泣いてばっかりいないか?そして、やっぱり👨社会だと思う。でもこの時代にここまでの話ができているのはすごい。人間の本質はあまり変わっていないのだなと思い、石田純一はこの時代に生きていたら幸せだったかも。内気な男君が女たらしになっているのは驚きますけどね。2023/07/22

あすべる

0
高校の時、古典の先生からお借りした本。古典ということで、読みづらいところはありましたが、源氏物語の次に薦めていただいただけあり面白かったです。双子の兄妹が入れ替わって生活するような物語が1000年以上前から存在したのは驚きました。2011/10/20

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