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洒落本・滑稽本・人情本

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  • サイズ A5判/ページ数 604p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784096580806
  • NDC分類 918
  • Cコード C1393

出版社内容情報

遊び、笑い、食などに粋をつくした江戸庶民の分化を、原文で味わう。

江戸時代中期以降に花開いた庶民の文化゛戯作(げさく)″。それは、日本文学史の流れの中では教養主義的な゛雅″の文学に対して、いわば ゛俗″の文学とも呼ばれる性格のものであった。封建主義の閉塞状況の中で、゛うがち″の手法をとりいれて、既製の権威を徹底的に笑いのめすその姿勢は、一方で、川柳・狂歌を生み、もう一方で、黄表紙や、本書の洒落本・滑稽本・人情本を生みだした。収録作は、洒落本では「跖婦人伝」「遊子方言」「甲駅新話」「古契三娼」「傾城買四十八手」「繁千話」「傾城買二筋道」、滑稽本では「酩酊気質」「浮世床」、人情本では「春告鳥」を収録。山東京伝、式亭三馬、為永春水らの傑作が、江戸の市井に生きる庶民の笑い、涙、恋愛を生き生きと描きだしてくれる。

中野 三敏[ナカノ ミツトシ]
著・文・その他

神保 五彌[ジンボウ カズヤ]
著・文・その他

前田 愛[マエダ アイ]
著・文・その他

内容説明

江戸時代中期、戯作とよばれる文学活動が江戸の地に根をおろし広がっていく。京伝・三馬・春水などが、既成の権威を笑いのめし、遊びの境地を徹底して楽しんだ。「角屋敷竟には野暮の手へ渡り」身代をつぶすまで遊ぶのが江戸ッ子の見え。町人文化最盛期の傑作集。

目次

洒落本(跖婦人伝;遊子方言;甲駅新話 ほか)
滑稽本(酩酊気質;浮世床)
人情本(春告鳥)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koning

11
半可通な通人ぶってる通り者とかちょいと抜けてる若旦那とかもうね、会話文だけでも楽しいっつーのがたまらんですよ。ハイ。意外と解説項目が充実してる感じなのでそんなに江戸語辞典とか引くこともなく、さくさく読めちゃうとこが有難いですね。うん、木版の毛筆草書体な変体仮名満載は読めねぇもんさ2013/03/27

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