内容説明
いまやギリシア哲学は、哲学史の物語に閉じこめられることなく、われわれ自身が思索し哲学する〈知〉の最前線をさし示すものになった.戦後から80年代までギリシア哲学研究史上に一時期を画し、数多の論議を呼んだ問題作を精選して2巻に収める。
目次
1 エレア派の問い(G.E.L.オーエン)
2 ソクラテスの論駁法(G.ヴラストス)
3 プラトン対話篇における『ティマイオス』の位置(G.E.L.オーエン)
4 『パルメニデス』における第3人間論(G.ヴラストス)
5 ソクラテスと陪審員たち(M.F.バーニェト)