ギリシア哲学の最前線〈1〉

ギリシア哲学の最前線〈1〉

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  • サイズ A5判/ページ数 185p
  • 商品コード 9784130100199
  • NDC分類 131

内容説明

いまやギリシア哲学は、哲学史の物語に閉じこめられることなく、われわれ自身が思索し哲学する〈知〉の最前線をさし示すものになった.戦後から80年代までギリシア哲学研究史上に一時期を画し、数多の論議を呼んだ問題作を精選して2巻に収める。

目次

1 エレア派の問い(G.E.L.オーエン)
2 ソクラテスの論駁法(G.ヴラストス)
3 プラトン対話篇における『ティマイオス』の位置(G.E.L.オーエン)
4 『パルメニデス』における第3人間論(G.ヴラストス)
5 ソクラテスと陪審員たち(M.F.バーニェト)

感想・レビュー

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6
グウィリム・E・L・オーウェン、グレゴリー・ヴラストス、マイルズ・F・バーニェットの論文を収めた本。タイトルに騙されてはいけない。当時、古典学界に波紋を投じた(そしていまも投じている)極端にひねくれた論文ばかり。とくにヴラスコスの「ソクラテスの論駁法」「『パルメニデス』における第三人間論」(いわゆるTMA論文)は、ソクラテス/プラトンに対する根本的な批判を含んでいてあまりに曲者過ぎる。これを読んで頭に血が上らぬギリシア古典学者はおらんのではなかろうか。2018/11/19

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