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出版社内容情報
子どもと大人相互の間に生じるとまどい・つまずきが非行の本質であると考える著者が,子どもの実態を実証的にとらえて,彼らが何につまずき,とまどうとき,それが非行につながるか,また非行からの回復の過程はどのようなものかを語る.
内容説明
子どもの非行は常に、旧くて新しい問題である。その非行の原因は、時代により、社会により異なる様相を示すが、その本質は異なるはずがない。その基本は、子どもと大人相互の間に生じるとまどい、つまずきにこそあるというのが著者の立場である。本書は、この立場にたってわが国の子どもたちを実賞的にとらえて、彼らが何につまずき、とまどうとき、それが非行につながるかを、また非行からの回復の過程はどのようなものかを、非行を身近に感じている人に、話してみようというものである。
目次
第1章 非行とは何か
第2章 非行量の構造―コーホート調査から
第3章 非行現象と原因の所在―対策と責任の述め方
第4章 非行の背景状況―一調査例
第5章 なぜ非行をするのか―原因論への見透し
第6章 非行への分化過程―出身階層と教育上の進路
第7章 反非行化要因としての「挑戦的態度の理論」
第8章 教育からの疎外と非行
第9章 非行からの回復段階の判定