NHKブックス<br> 出雲の古代史

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出雲の古代史

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140012680
  • NDC分類 217.3
  • Cコード C1321

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

卯月

3
職場本棚。難しいが、めちゃくちゃ面白いので二巡目中。古事記・日本書紀の(大和側の)神話一辺倒でなく、発掘による考古学資料や、戸籍による氏姓の分布なども駆使して、出雲の古代史を描く。本書持参で現地に行きたい。大和から見たら出雲は、朝鮮半島と海で繋がる地。大和から出雲へは山越えが必要だが、最初に接触したのが須佐の地? スサノオの出雲降り。西部の首長フルネ(振根)が倒れて西部に吉備進出、後に吉備が大和の勢力下に。東部のオウ(意宇)は、吉備衰退後に出雲全体の王となるが、やがて大和の臣下となり出雲国造に任命される。2016/01/28

Radwynn

2
「神話」からではなく、地勢と風土記、そして考古学発掘の資料から「出雲」を掘り下げる、否、再“発掘”した、著者曰く「地域史に責任を持つ古代史像」。 本書を手に古代出雲の痕跡を求めて歩くもの面白そう、なのだが初版1976年なので既に本書にも歴史が…w2012/02/27

海辻

1
記紀神話や出雲国風土記で漠然と認識していた古代出雲の姿を、氏族や勢力図と共に丹念に考証しています。東西に別れていた支配域へ大和朝廷の尖兵として吉備が乗り込み、物部、蘇我、大和朝廷本体にと、徐々に出雲国家が侵食されていく様子。その中で出雲神話が記紀に組み込まれる流れなどわかりやすかったです。ただ『何故大和朝廷はそこまで出雲を他国とは別格に扱ったのか』が謎。2010/03/19

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