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古事記講義

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  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784163651309
  • NDC分類 913.2
  • Cコード C0095

内容説明

やさしく、面白く、本格的に『古事記』を読み解く集中講義。

目次

第1回 神話はなぜ語られるか(人間の起源―人である草;人間の寿命―木の花のいのち ほか)
第2回 英雄叙事詩は存在したか(歌謡劇と芸能者―抱き合う石人とカニ男;英雄叙事詩と英雄時代論争 ほか)
第3回 英雄たちの物語(戦うヤマトタケル―横溢する少年英雄;彷徨うヤマトタケル―東征譚の女たち ほか)
第4回 出雲神話と出雲世界(出雲神話とは何か;出雲とヤマト―出雲国風土記を通して ほか)
最終回 古事記の古層性

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

galoisbaobab

13
岩波の古事記ってボッチで読むのが結構辛い。ある考えをベースに古事記をこんな風に読んでみました、という参考資料が欲しいな、と思っていたのでストライク。ボクは日本書紀よりも古事記が好きなんだけど理由が「混沌としているから」なんだけど「なぜ混沌としているのか」に明確なイメージを持てずにいる。「歌い朗読し未来に繋ぐ物語」をその時その場所でスナップショットしたモノと捉えるとなんとなく腑に落ちる。その頃の先端ツールである漢字を利用したゆたう文化からの脱出を計ったのかね。2018/08/31

禿童子

11
古事記を歴史書として見るか、文学として読むか。永遠に繰り広げられる議論の中で、三浦先生は、スサノヲ、オオクニヌシ、ヤマトタケル、マヨワなどの「英雄物語」に注目して、史書ではなく「語り」の文学としての古事記を味わうことを推奨しています。日本書紀にはない出雲神話が古事記で語られている点は、「コロンブスの卵」でした。神話や伝承は、読むたびに新しい発見があるので飽きがきませんね。日本神話に「創造神」が出てこないで、「造る」ではなくアシカビ(葦の芽吹き)のように「生える」という発想も独特。学ぶことが多い本でした。2016/06/29

メーテル/草津仁秋斗

0
レポート資料。古事記の内容を分かりやすく、噛み砕いて説明した本。2016/01/20

サチ

0
レポートの関連文献だったので読んでみたものの、正直微妙。解釈が感情論っぽいというか…。まあ紙面の都合もあるんだろうけれども、自論に都合のいいところだけつまみ食いしたのかな?感はぬぐえず。とりあえず序文偽書説を採ってる人なんだな、というのは分かった。2014/04/11

伯修佳

0
老人の口伝という形を取った、古事記の内容を読み解き或いは日本書紀との比較を行うといった講義本。この本とはまた別に教本があるらしく不明な点はあったが、今まで読み物として考えていた神話の背景など発見させられた。ただし筆者の推測に時折根拠が弱いような所があり、少し疑問が残る。あくまでこんな解釈もあるのか、と参考までに読むといいかも。2011/09/11

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