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内容説明
歌聖と仰がれた藤原定家すら『古今和歌集』の和歌が理解できていなかった。したがってその流れを継承する現今の注釈者にも和歌表現の基本が理解されていないということである。旧著『やまとうた』を全面改稿。奥深く秘められた和歌の“心”にアプローチする方法を、分かりやすく提示。
目次
序論 和歌表現解析の基礎(『古今和歌集』の評価;複線構造による多重表現;和歌表現解析の基礎;『古今和歌集』のテクスト)
本論 和歌表現の解析(春は来にけり―ひとの心をさぐる;うぐひすの鳴くなる声―古典文法による呪縛;あづさ弓―変容した枕詞;ことならは―注釈を離れて考える ほか)
著者等紹介
小松英雄[コマツヒデオ]
1929年、東京生まれ。現在、筑波大学名誉教授。文学博士
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