統率・束縛理論の意義と展開

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統率・束縛理論の意義と展開

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  • サイズ A5判/ページ数 169p/高さ 23X16cm
  • 商品コード 9784327400903
  • NDC分類 801.5
  • Cコード C3082

出版社内容情報

Some Concepts and Consequences of the Theory of Government and Binding (1982) の全訳.LGB の内容を概括し,その路線が概ね正しいことを実証.   

内容説明

本書は、LGBの内容を概括し、その路線が大綱において正しいものであることを寄生的空所の現象を分析することによって実証している。これにより、GB理論は確かな基盤を与えられ、新たな展望を未来に開く糸口を与えられたことになる。その中核は文法のモジュール化にあり、本書はその具体化の試みの記念碑でもある。

目次

1. 規則の体系の種類
2. 空範ちゅうの一般的特性
3. 空範ちゅうの機能的決定
4. 寄生的空所
5. 束縛理論と空範ちゅうの類型論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

2
生物学的基礎を与えたGB理論では様々な理論と原則が提案される(Xバー理論、θ理論、格理論、束縛理論、有界理論、制御理論、統率理論、指標理論、投射原理、完全解釈、許可条件、1対1対応の原則)。本書は統計学から借りた「帰無仮説」=反例が出ない限り正しいとする仮説=後に修正の可能性のある仮説としてこれらを採用し、その有効性を関係代名詞文での目的語の消失である「寄生的空所」(parastic gap)現象を中心に分析する。現在この「空所」も採用されないが、本書には試行錯誤から成る生成文法理論の特徴がよく出ている。2017/05/23

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